シャント関連

動静脈-内シャント合併症に対する検査


LOGIQ Book XP
(GE Health Care)

デジタル聴診器

血液透析患者さんにとって、良好な動静脈-内シャントを維持することは、透析治療を行う上で非常に重要です。特に、動静脈-内シャント合併症としてのシャント血管狭窄を早期に発見・治療することは重要です。当クリニックでは、ベッドサイドで簡単かつ正確にシャント血管を検査・評価するために、専用の小型超音波装置LOGIQ Book XP(GE Health Care)を導入しています。

また、AVシャントの狭窄・閉塞を早期に発見することを目的として、当クリニックではデジタル聴診器(3Mリットマン エレクトロニック)を導入しています。
一般にシャント狭窄音としては、狭窄部付近において狭いところを血液が通過する際に生じる異常高音を聴取することが出来ます。
AVシャントの異常音に気付いたら、デジタル聴診器で録音して保存します。
シャントPTAなどの治療を施行した際には、治療前後のAVシャント音を録音・比較して患者さんに説明します。
患者さんとともに多くのスタッフがAVシャントの異常音を共通認識・理解することが出来ます。

動静脈-内シャント合併症に対する治療

シャント血管狭窄やシャント血管閉塞に対する治療として、当クリニックでは血管内治療を行っています。

  • ①事前にシャント血管に対する超音波検査を行い、病変部を同定・評価します。

    ベッドサイドで行う血管超音波検査
  • ②血管造影室において、骨などは写らず血管のみを写し出せるDSA装置(Digital Subtraction Angiography)を用いて、シャント血管を撮影します。

    DSA画像(拡張前)
  • ③病変部血管内にガイドワイヤーとバルーンを進め、局所麻酔を行った上で、血管の内側から狭窄している部分を拡張します。

    拡張中

    拡張後
  • ④再度DSA撮影を行い、治療の評価を行います。

    DSA画像(拡張後)

シャント関連手術件数

AVシャント血管を良好な状態に保つことは透析患者さんにとって非常に重要です。限りある血管なので、できるだけ今あるAVシャントを長持ちさせたいものです。

以前は、シャント血管に狭窄・閉塞といった合併症が発生すると、切開して処置を行っていました。(AVシャント作成術)
近年、血管内手術(血管内にバルーンを入れて狭窄部を拡張する=AVシャントPTAなど)が可能となり、腕に切開した新たな傷を作らずに、シャント血管治療ができるようになりました。

AVシャントPTAの普及に伴い、当クリニックにおけるAVシャント関連手術におけるPTA件数の割合が増加しています。 AVシャントPTAは局所麻酔で行い、所要時間は平均30分となっています

DSA画像撮影システム

当クリニックでは、手術室において専用の機器を用いてDSA血管造影を行っています。DSAとはDigital Subtraction Angiographyの略で、コンピューター処理を行い、患者さんに対するより少ないX線被ばく量で、血管のみを鮮明に撮影することができる医療機器です。
当クリニックでは、シーメンス旭メディック株式会社社製の製品を使用しています。

X線画像診断システム

当クリニックでは、X線画像をデジタル化し、院内数か所のコンピューター上で画像診断が可能となる、デジタルイメージネットワークシステムを採用しています。より鮮明なデジタル画像であるため、詳細な画像診断が可能となります。
当クリニックでは、富士フィルムメディカル株式会社社製医用画像ワークステーション CLEVIEWを使用しています。

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